目を閉じると少し回る世界。

始発でたどり着いた自宅のベッドで目を覚ますと頭がふわふわしていた。この様子じゃ数時間前まで飲んでいたお酒は夜まで抜けないでしょう。こうなるまでに何があったのかを振り返る。ちゃんと覚えてる大丈夫。新宿で飲んだ12時間。今日一番笑ったのは二丁目のゲイバーでゲイのたくちゃんが、恵比寿で飲んでいて初対面の人にお酒を奢ってもらい酩酊して、目を覚ましたら埼玉の山に捨てられていたって話。お財布も無くなっていて東京までヒッチハイクで戻ってきたなんてそんなん笑う。

今年が始まってまだ20日程だけど毎日お酒飲んでる。この生活が続けば私の肝臓もそろそろ悲鳴をあげるのでは。そんな危機感もありつつ本当は危機を感じていなくて、遮光カーテンの隙間から差し込む日差しの強さに少し頭痛を覚えながらまた目を閉じます。

次に目覚めるのはきっと夕方で、まるちゃんとサザエさん観ながら時間の過ぎる速さを憎むんだと思う。