二日酔いと貧血と共に

キッチンドランカー東京OL(常に貧血)

私の隣で眠ろうとしている姪の右手が私の枕の下に潜り込んできた

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この愛おしさ、つたわるでしょうか。どうしたの?と私が発すると、冷たいとこ、探してるの。と照れながら微笑む姪の、可愛いを詰め込んだむちむちの、子供に似つかわしくないあかぎれの多い右手が、思い出すと泣けちゃうくらい愛おしいのです。これは今日起きた出来事ではないのですが、最近東京は暑いので隣で眠る男の枕の下に手を這わせた時に思い出したのです。眠りに着く前に快適さを求めひんやりしたところを探す。最初は自分の枕の下。体温を吸収してぬるくなると、標的は隣の枕になる。そういう流れの一部始終で姪の言動を思い出す。私の姪はほんとうに可愛い。眠るのがすき。一番好き。お酒もすき。二つが重なるのはいつも1日の終わりであり、時間的には新しい1日が始まっている。眠りから始まる1日ってとても贅沢ではありませんか?交換したばかりのシーツは柔軟剤の良い匂いがして、枕を抱きしめながらふかふかのここへ身を埋める。ゆっくり深く息を吐く。だめだわたし寝るわ。