二日酔いと貧血と共に

キッチンドランカー東京OL(常に貧血)

背伸びするより膝の高さを相手に合わせる方がたくさん見えることもある。

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ベットに横たわりテレビに背を向ける。画面は見えないけれど常に切り替わる光と、音量を抑えた空間が心地よい。目を閉じると深い眠りに吸い込まれそうで、10秒閉じては3秒見開く。この動作をもう何度繰り返しているのでしょう。大学時代単位を取るために、天文学への誘い。という授業を履修していた。今になり真面目に出席していなかった若き日の自分がもったいないと思う。寝そうで寝ないこの時間と天文学ってどこかで繋がりそうに思えるのです。根拠はない。黒寄りで灰色の空が覆うこの街は、星など関係ないのだと思う。こんなに汚い所だから空だって見上げなくなったし、窓を開けて鈴虫とか鳥のさえずりを聴きながら眠ることはなくなったの。けれどこんな街に住んでいるからこそ道端に咲く花だとか、夜道でたまたま聞こえた鈴虫の音色に、わあ、こんなとこでも生きてるんだねって感動するのでしょう。それだって元を辿れば大自然の中で育った背景があるから気付けるわけで、ずーっと都会にいたらここまで感動しなかった、きっとそう。結局全部ひっくるめて今の気持ちがあるんだね。そーゆうことおやすみ。