二日酔いと貧血と共に

キッチンドランカー東京OL(常に貧血)

令和を迎えた瞬間、私はやはりお酒を飲んでいたの。

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気がついたのは0時02分頃で、ああ令和だってビールを片手に呟いた。28の私は平成で人格形成されているものだから、寂しくもあり。けれどそれ以上に新元号というものは、人に高揚感を与える。令和元年5月1日、私は知床へ行き、熊を探した。なんてシュール。この日のことを、遠い未来に思い返すかもしれないから、ほろ酔いの今記録をする。朝食に生野菜、納豆、とろろ、なめこのお味噌汁、ママが選んだクロワッサン、焼き鮭、玉ねぎのお漬物。普段朝食を摂らない私にとって、胃を痛めつけている。いいんじゃないー。ママと妹は黒豆納豆を選んでいた。私は失敗したくなくて、普通の納豆をお盆に乗せた。朝食会場の私たちの席がある列はボーダーを身に纏った女性ばかりだった。面白いねってママと妹と笑いながら食べた今朝の朝食は、それぞれ別の住まい、別の道を歩むようになった今、今この瞬間は貴重な時間なのだろうと感じた。雨予報は当たらず、曇り空だった。各々準備を済ませ知床へ向かった。現在は妹が飼っている愛犬を膝の上に乗せたのだけれど窓を開けてって要求をしてくるものだから移動中は疲れてしまった。めんどくさい。と、感じる自分が嫌いでごめんねって気持ちで撫でた。私の指を上目遣いで舐める愛犬は愛おしかった。ああだめだ眠たいや。眠る。