二日酔いと貧血と共に

キッチンドランカー東京OL(常に貧血)

東京、35度

薄暗い部屋で冷たい風にあたっているわたしとは遠い世界のようで、でもこの世界にわたしはいて、外に出るか出ないかでここまで違う。外が暑い時、涼しい部屋でタオルケットにくるまるのが好き。ベッド横のサイドテーブルにはストローを刺した缶チューハイ。わたしってやつはつくづく動きたくないのである。寝入るか寝入らないかのもやっとした空気の中で過ごす時間はとても尊いのです。この有意義な時間に涼しい風とアルコールが欠かせないってこと。いいじゃんいいじゃん。息吸って、納税しているだけで偉いじゃない。今夜のわたしは、めろめろに自身を甘やかしたいのだ。告白します。今夜こってりラーメンを食べました。化学調味料たっぷりです。でも許してね、一口しか食べていないから(本当は二口食べた)そんなこんなで忙しいながらも生きてるのよ。となりの小さな紅葉に手を這わす。幸せな夜だ。