二日酔いと貧血と共に

キッチンドランカー東京OL(常に貧血)

気持ちの波が激しい時は黙って歩くべし。太陽にあたり風を頬で感じるべし。

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私は自分のあやしかたをよく知っている。部屋に閉じこもっていたらどんどん暗くなる、酒を飲む、寝る、起きてもうこんな時間!?ダメな私!ってなるでしょう?だからね、どすっぴんで上野公園まできたの。私は肌の色がとても白いから、すっぴんを見た人はたいてい大丈夫?具合悪い?って言われるの。青白いのだ。自分でも思う。え、しろっ!って。そんなことはどうでも良くて大きめのサングラスで顔を覆って歩いた午後3時。人混みだったけれど雑木林にベンチを見つけてコーヒー含むと深呼吸したくなった。気持ちよかった。横目で見た景色に東南アジア系の外国人集団がいた。流行りの外国人実習生かな。20人くらいいたけれど、みんな日本風のファッションなのね。ほんとーに多いなー外国人。ベンチで目を閉じていると、お隣よろしいですか?って中年女性が現れて、ええどうぞって返答したらスマホでビデオ通話を始めて、それが中国語だった。あああなたも外国の方でいらっしゃるのですね。ほんとに、多様化を肌で味わったのよ、私。

昔札幌に住んでいる頃、気分が沈んで閉じこもりたくなると決まってママが、お出かけしようって連れ出してくれたの。何か話すわけではなくドライブしたり、公園歩いたり。とても救われた。ご飯食べる気分じゃなくて冷蔵庫が空っぽでも、お惣菜とか食品でいっぱいにしてくれていて、ああ、私をこの世に産み落としたあなたは、どこまでも私をわかってらっしゃるって。そんな過ぎた日の事を思い出している春分の日であります。